関西の中堅中小企業の間でIT(情報技術)を活用して熟練工の技を伝承する試みが広がってきたとの新聞記事がありました(平成28年11月9日 日本経済新聞 中国地方経済面)。
カメラで撮影した職人の手作業をロボットで再現したり、ドローン(小型無人機)で熟練者が現場に遠隔指導したりするそう。記事は、成果が上がれば中小にとって最大の課題である後継者不足の改善にもつながると伝えている。また、外国人に技術を教えることで海外進出にも弾みがつきそうだともいっています。
記事では、AIの活用には触れていませんが、熟練工の技をAIで処理すれば、人間が行わなくても、機械が匠の技で製品を製造することができて、技術継承だけでなく、熟練工不足への対応にもつながるのかもしれません。