過疎・高齢化が必要とする新しい看護

11月13日のNHKテレビ「さきどり」で、島根県雲南市で医療人材による地域コミュニティ作りを実践している矢田明子さんが紹介されていました。

従来の病院や診療所で看護師が行う「臨床看護」、役場・企業・学校などで保健師が行う「地域看護」、病院と連携しながら要介護者の自宅を看護士がまわる「訪問看護」の3つがあります。このうち、「地域看護」と「訪問看護」を併せ、なおかつ日常的に地域に参画し、住民との関係性を深めながら健康的なまちづくりに貢献するのが、矢田さんの目指す「コミュニティーナース」という新しい看護師なのだそうです。

今後、地域の過疎化と高齢化はますます進みます。また、医療費の増大を抑えるために、入院で治療できる基準が厳しくなったりすることが予想されます。そうすると、自宅で看護を受ける人たちが増えますが、看護する家族の負担は増え、また、医療機関も集約化されることにより遠くなり、何かあった時にすぐ対応してもらえるのかという不安も増大します。

そういった不安を解消するのが、「コミュニティーナース」のようです。いわば、過疎と高齢化社会を迎え、必然的に必要とされるものではないでしょうか。しかも、中国地域からというのも、うれしい限りです。

なお、コミュニティーナースについては次のリンクをご覧ください。

「コミュニティーナース育成プロジェクト」のホームページ(クリック)

 

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